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カラヤン&VPO 『四季』 [クラシック]

また、『カラヤン&VPO』の録音です。
こちらは、カラヤン最晩年の1984年6月、ウィーンのホーフブルグでの録音。映像用のサウンド・トラックとのこと!
当初は、ベルリン・フィルと録音が予定されていたようですが、サビーネ マイヤーの入団をめぐる楽団との確執からウィーン・フィルに変更されたとの噂が発売当時ささやかれていたように記憶します。
バイオリン独奏は、アンネ・ゾフィー ムター。ウィーン・フィルのリーダーとして、W・ヒンクの名前があります。
編成は、第一バイオリン 8名 第二バイオリン 6名 ヴィオラ 4名 チェロ 3名 コントラバス 2名 の明記があります。DVD映像を見ていないので詳しくは解りませんが、ライブ演奏&映像のようです。しかもカラヤン自身がチェンバロも担当。チェンバロにはもう一人、W.T.リードの名前もあります。
録音エンジニアは、EMIのカラヤン録音には欠かせないW・ギューリッヒです。 

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カラヤンのヴィヴァルディ『四季』。私にとっては、70年代のベルリン・フィルとの録音が思い浮かびます。4個の『りんご』が並んだそのジャケットに強い印象が残っています。当時、イ・ムジチの『四季』を『崇めていた』私と友人は、アーヨ独奏盤とミケルッチ独奏盤を語り合ったものです。私はアーヨ盤を友人はミケルッチ盤を押していました。そして何を思ったかその友人が持ち出したのが『カラヤンの四季』でした。初回分には17cmのリハーサル盤がおまけについてました。
大編成でどのようにオーケストラをガンガン鳴らすのか・・・凄い演奏を想像していたのですが・・・。ちょっと肩透かし、流れるように、スートと曲が進んで行ったように記憶しています。また、シュバルベのバイオリンの音色がとっても甘く強烈な印象として残っています。これには、ある意味私の『完敗』でした。この演奏に対向できるLPを探せませんでした。今なら、カンテルリ&ニューヨーク・フィル盤でも出すんですが、この頃はまだカンテルリの演奏を何も聴いていない時期でしたから・・・。

で、この演奏。
今のムターを知っていればちょっと物足りないのですが、それでも十分にムターを感じることのできる素晴らしい演奏だと思います。カラヤンも前録音の様に流したところが少なく、案外メリハリが利いていてハッキリ・スッキリ感が新鮮に思われます。古楽器演奏のような斬新なところはないのですが、聴いていてとっても気持ちのいい録音だと思います。この録音には、ひょっとしたらカラヤンもウィーン・フィルもムターもいない、『四季』がそこにあるように感じるのは極端でしょうか。イ・ムジチの演奏でこの曲を知り、古楽器演奏で面白さを知り、結局自分が好むのは古楽演奏ではなく、このカラヤン&ムターの様な演奏なのでしょう。
編成も20名が多いのか・・・。確かに古楽演奏ではもっと少ない編成で演奏されています。しかし、ヴィヴァルディはヴェネチアのピエタ慈善院付属音楽院での演奏会で40名にも及ぶ女学生で自身の作品を演奏していたと言われています。それを考えれば決して大きい編成とはいえないのでは・・・。

このジャケットの裏
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カラヤンが、暗い森の中に紅い『布』を持ち立っている。約30センチ四方のLPジャケットでも判別がよくわからない・・・。虫眼鏡で見てカラヤンを確認しました。脇の木に手を付いているのも虫眼鏡で確認。
表のムターとは対照的な写真です。この録音では、自分はあくまでも『裏方』と言わんばかり写真です。

そうそう、ムターとヒンクが素晴らしいバイオリンの対話をして、それをカラヤンのチェンバロがさりげなく支える、これがまた聴きモノ!!
カラヤンの鍵盤楽器演奏は素晴らしいとの噂は聞こえてくるのですが、聴く機会はほとんどなく貴重な機会でしょう。オペラでのピアノ・リハーサルでは必ず自身がピアノを弾いていたそうですし、バイロイトのリハーサル写真にはカラヤンがピアノの前に座っている写真がありました。フルトヴェングラーのピアノ演奏は、シュワルツコップの伴奏ライブやブランデンブルグ第五番のカデンツア演奏で聴くことが出来ます。ワルターやバーンスタインもモーツアルトのピアノ協奏曲の弾き振りを録音として残してます。カラヤンもこのような録音がないものでしょうか。ピアノにもレガートが・・・。


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