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ライナーⅡ 『ワルツ』 [クラシック]

不世出のソプラノ、シュワルツコップ女史が『無人島』に持ってく1枚として選んだレコードです。
ライナーが1960年ウィーン訪問直前の4月に録音されたシュトラウス・ワルツ集です。これより前1957年にも『Vienna』のタイトルでシュトラウスのワルツを中心とした録音があります。Living Stereo CD(近くSACDの発売予告があります。)のジャケットでおなじみの、『おじさん』が二人ウィーンの街頭(?)で話をしている盤です。このCD(SACD)にもこの『Strauss Waltz』から4曲が入っています。
57年録音は、『新世界』同様に一直線な演奏で、これはこれでなかなか聞き応えがあります。特に、R・シュトラウスの『薔薇の騎士』のワルツは圧倒されます。しかし『Strauss Waltz』の演奏は少し、いや大きく方向を変えたものになっていると感じます。一曲目の『ウィーン気質』の出だし、「まさか」の合奏によるポルタメントに・・・。そのまま『ライナー・マジック』の始まりです。これほど透明感あふれる弦楽合奏があるでしょうか?全ての曲に、全ての楽節に生命が息づいています。張り詰めた糸がいきなり緩み、またピーンと張り詰めていくスリル!オーケストラの息遣い、いやライナー自身の息遣い。私の乏しい表現力では表すことは非常に困難です。最後の『雷鳴と電光』は、K・クライバーの名演を先取り・・・、逆にクライバーがこれを知っていたのではないかと思わせる超名演にエンジニア・レイトン氏による名録音です。
シュワルツコップ女史が無人島に持っていくと選んだ一枚、聞くたびに新しい発見、出会いのある演奏です。これは、飽きることなく聞くことのできる『レコード』です。現実的には発売が予告されている『Vienna』SACDでしょうか。
60年5月には、ウィーンフィルと驚異的な『ヴェルディ・レクイエム』を録音、『ハンガリー&スラブ舞曲集』もこのときの録音になります。はるかウィーンを想いシカゴで演奏したワルツ!演奏にぴったりのジャケット。純白(これが40年の歳月で汚れていくのが悲しく感じます)に『パステルカラー』で描かれた踊る男女!小さく書かれた『Reiner Chicago』の文字を見るまでライナーのレコードとは気がつかないでしょう。できることならこのジャケットでSACDを発売して欲しかったと思います。


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望 岳人

こんばんは。記事中のViennaのCDを取り上げた記事からトラックバックさせていただきました。

御紹介の魅力的なワルツ集のCDが出たら是非購入したいと思っております。
by 望 岳人 (2006-11-19 22:15) 

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